現代ガラスとは、主に1960年代以降に広まった、自由で独創的なガラス芸術のことです。
1962年に、アメリカのハーヴェイ・K・リトルトンと、ドミニク・ラビーノの2人が、トレド美術館で小型の溶鉱炉を用いたガラス制作のデモンストレーションをおこないました。
それまでガラス作品の制作には、大規模な設備と多くの人手が必要でしたが、彼らが考案した小型の溶鉱炉によって、アーティストがみずからの意志で、自由にガラス作品を制作できる環境が整ったのです。
アメリカで起こったこの画期的な革命は、いつしか「スタジオ・グラス運動」と呼ばれるようになり、またたく間に世界に広まりました。
こうして生まれた現代ガラスは、それまでのアールヌーヴォーやアールデコとはまったく異なる、新しいガラス芸術の世界を今日に創り出しています。
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